スズキ目 サバ科 マグロ属
学名:Thunnus Thynnus(LINNE) 英名:Bluefin Tuna

日本近海で捕れる。脂の「のり」がよい物は大トロが多くとれ、味がこく、身の色は濃い赤色。
味は美味、やや酸味があるのが特徴。
大型で体長3m、体重400kg以上に達するものもある。
○漁場 夏期には太平洋三陸沖、日本海島根県沖等で、冬季には青森県大間付近での漁が盛ん。大西洋ではニューヨーク沖、アイルランド海域、ボストン沖、地中海が産地 。

スズキ目 サバ科 マグロ属
学名:Thunnus Haccoyii(CASTELNAU) 英名:Southern Bluefin Tuna

上質の物は大とろが多くとれる。味はこくがあり、身の色は濃い赤色。
味は美味、脂の多くのった物は味に甘みがあるのが特徴。
天然物のほとんどは船上で瞬間冷凍され、高い鮮度を保ったまま日本に送られてくる。
大きい物は体長2m,体重200kgに成長する。
○漁場 アフリカケープタウン沖 、オーストラリアシドニー沖、ニュージーランド沖

スズキ目 サバ科 マグロ属
学名:Thunnus Obesus(LOWE) 英名:Bigeye Tuna

日本国内でもっとも消費量の多いマグロ。味は淡泊で上品、身の色は鮮やかな赤色。
すしネタ、刺身ともに多く利用される。脂ののった物もあるが赤身主体の物が多い。
体長2m、体重150kg以上に成長する。40kg以下を中バチ、20kg以下をダルマと呼ぶ。
○漁場 南半球赤道付近、亜熱帯水域。分布範囲は広い。

スズキ目 サバ科 マグロ属
学名:Thunnus Albacares(BONNATERRE) 英名:Yellowfin Tuna

全体が黄色味を帯びていることからキハダ(黄肌)という。味は淡泊でくせがなく、身は薄いピンク色。
色が変わりにくく刺身に向いているので量販店で多く販売されている。
体長2m、体重100kg以上になる。20kgから40kgくらいを小キハダ、20kg以下をキメジと呼んでいる。
○漁場 日本近海、亜熱帯水域、南半球赤道付近と分布範囲は広い

スズキ目 マカジキ科 フウライカジキ属
学名:Makaira Mitsukurii(PHILIPPI) 英名:Spriped Marlin

カジキマグロと呼ばれているので、マグロの仲間と思われがちだが全く別種の魚である。
マグロがサバ科であるのに対し、カジキはマカジキ科、メカジキ科である。
カジキにはマカジキ、メカジキ、バショウカジキや特に大型で500kgに達するクロカワカジキ、シロカワカジキなどの種類がある。マグロに比べ肉色は薄く赤みを帯びた橙色で、淡白な味わいを持つ。また、身が変色しにくいという点で好まれる。
○漁場 日本近海、亜熱帯水域、南半球赤道付近と分布範囲は広い。